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北辰斜にさすところ「激励メッセージ」( 順不同)
映画『北辰斜にさすところ』を見て
聖路加国際病院名誉院長日野原重明
久々に心に沁みるいい映画を観た。いろんな想いが重なりあって胸がジンときた。映画は、旧制高校時代の若きエリートたちが切磋琢磨しながら人格を形成する場面や、戦時中の南方戦線でのつらい体験、戦後の教育改革から現代の学校教育など、主人公勝弥の「目」を通して、ともすると忘れ去られようとする時間が重なり合うようにして、うまく構成されており、十二分に楽しめました。 自分は旧制三高で、応援団として、実際に一高と野球の試合をやっていたから映画に登場している野球部員の熱き思いや彼らと一緒になって応援する皆さんの気持ちがよく分かる。映画の中には、医師として妻の病気を発見できなかった場面もありましたね。
三國さんの演技は、「目」を追っているだけで全てが伝わってくるかのような「力」があり、素晴らしい。
この映画から学ぶものはたくさんあります。映画を通して伝えなければならないこともあるでしょう。感激しました。
日野原重明(ひのはら しげあき)
1911年山口生まれ。1937年京都帝大医学部卒業。
1941年聖路加国際病院の内科医となり、内科医長、院長等を歴任。現在、聖路加国際病院名誉院長・同理事長、聖路加看護大学名誉学長。財団法人ライフ・プランニング・センター理事長。日本音楽療法学会理事長。全日本音楽療法連盟会長。
野球は「青春」そのものだった
読売巨人軍元監督川上哲治
日本人にいちばん愛されているスポーツ。
それは野球です。
戦前、戦中、戦後を通じて、私たちは野球を愛してきました。
父親とのキャッチボールから、地域、学校でのクラブ活動、テレビやラジオで夢中になったり、球場に足を運んでプロ野球を観戦したという人も少なくないでしょう。
日本人にとって、野球は身近なスポーツであり、文化だと私は思います。
おかげで野球をモチーフにした映画がたくさん作られてきました。
多くはプロ野球の名選手を主人公にした映画ですが、この「北辰斜にさすところ」はプロ野球ではなく、旧制五高と七高の野球健児たちを主人公にするといいます。いまでいえば高校野球を映画にするようなものでしょう。
当時は、ご存じのように日本という国は豊かではありませんでした。けれども、少年犯罪や教育崩壊が新聞を賑わすこともなく、「いじめ」という言葉など聞いたこともありません。物質的には貧しかったけれども、心は豊かだったと思うのです。だから、野球に夢中になれたのかも知れません。
この映画を通じて、チームワークの素晴らしさ、強く生きることの意味、なんといっても野球の楽しさといったものを伝えて頂ければ、長年、日本を飛び回って少年野球を指導してきた一人として、こんなに嬉しいことはありません。
主人公は私と同世代のかつて野球健児たち。ロケ地は私の郷里熊本県人吉市、しかも川上哲治記念球場で「プレイボール」と聞けば、とても他人事とは思えません。彼ら同様、かつて白球を追うことが青春そのものだった「一人の野球少年」に戻って、私もこの映画を堪能したいと思います。
ぜひ成功されんことを祈っています。
“真っ当な”青春映画に支援を
元鹿児島大学学長  石神兼文
「北辰斜にさすところ」の歌声が聞こえてくる。スクリーンいっぱいにエネルギーを爆発させる若者達、その瞳は希望に輝いている。
この映画の物語…脚本の最初の場面が実にいい。
鹿児島の大学生活を、煙噴く桜島に向かって「北辰斜に」を高吟して送り、他所生まれながら学びの地に情熱と感謝の想いを注ぐ熱血漢の我が教え子を通じ、情感豊かな脚本家(室積 光)がシナリオを描き、「ハチ公物語り」「ひめゆりの塔」の本格映画監督(神山征二郎)によって制作が進められているこの映画。 何時の時代でも、歴史の活力源は、青春のエネルギー。それは理想を追う冒険心、情熱、友情、感動、勇気、爆発するパワー。
世紀が改まって、忘れ去られようとしている20世紀に輝いた青春群像に新しい光りを当てて再現しようとするこの映画は、現代の若い人々にも、また、かつての若者達にも、必ずや共感を呼び起こし、青春のエネルギーをかき立ててくれることと思う。
この老輩も、この映画製作同人から、情熱と確信に満ちた映画企画の話を聞くに及んで、共感を覚えざるを得なかった。と同時に、良心的映画製作の苦労も知ることが出来た。本格派映画が誕生するまでには、時間と多くの資金を要することも。また映画に賛同、支援する多くの人の大きな力が要ることも。
一人ひとりが、この素晴らしい映画誕生に参加される気持ちでご協力をお願いします。
映画「北辰斜にさすところ」の誕生に期待して
鹿児島大学同窓会連合会会長江口正純
日本は第二次大戦後の廃墟の中にあって、先進欧米諸国に少しでも早く追いつきたいとの願いを込めて努めた結果、米国に次ぐ世界第2位のポジションを占めてきた。
しかし豊かになってみると価値観が多様化していくと共に、学校教育は点数取りを最優先とする進学塾と化し、人は何故生きてゆくのかという基本や、日本はかくあるべしという理念を語り継がれる機会が少なくなってきた結果、公よりも私を優先したり、高い目標を掲げて政治や経済、教育、文化に携わる志の高い人々が、少数化してきている事を憂えている昨今である。
旧制第七高等学校造士館に憧れて全国から集まってきた俊英達が青春を謳歌し、熱き血をたぎらせて人生や哲学を語りつつ巣立ち、母国日本を支えて来られた精神は、私共後輩が引き継いでいかなければならないのではないだろうか。
このような時に素晴らしい監督、脚本家に恵まれた映画「北辰斜にさすところ」が生まれようとしているだけに、この映画作りが成功する様にできるだけ沢山の同窓の士が、何等かの形で参加されていかれる事を願ってやまないものであります。
神山監督の作品に期待
鹿児島県美術協会会長 尾前 喜八郎
10年ぶりにスクリーンの前に座った。自負していた映画好きが映画館に足を運ばなくなった理由がある。非現実的CG(コンピュータグラフィックス)による映像、暴力、破壊、セックス等々、手のこんだ娯楽、時間つぶしに愛想が尽きた。同様にテレビもニュース以外は見ないことにしている。
こんな中、神山監督との出会いを得て、心待ちにしていた「草の乱」を観た。心が揺さぶられた。勇気づけられた。全体を貫いていた「正義」、私たちが忘れかけていた「正義」という言葉を思い出させてくれた。画面も美しかった。特に群像のシーンはCGにない 迫力があった。日本映画のもっていた伝統美が継承されていて、久しぶりに心を打たれる映画と出会った。
我々を取り巻く教育環境は、いま創造を遙かに越えた劣悪な状況にある。敗戦後、我々の先達が創造してきた文化や伝統の数多くが切り捨てられてきている。それまでの教育の中には受け継ぐべき精神があった。
次作は、旧制高等学校の生徒の生き方がテーマだ。
九州山地から湧き出た水が、五ツ木村沿いの川辺川を流れ球磨川となって人吉盆地を貫き流れる。自然の豊かさと人々の営みが懐かしさの中に息づいている。山紫水明で、日本人のふる里の原風景、人吉で撮影が始まる。
映画「北辰斜にさすところ」を神山征二郎監督は、今回どんな切り口でみせてくれるか、期待は大きい。


 
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